塩分の不足で起こる各種生活習慣病

 世の中に存在する物質の中で、無尽蔵なものは空気であり、一番希少価値のあるものはダイヤモンドであるといわれています。

 そのような訳で、空気は値段がつけられていませんが、ダイヤモンドは高い値段で取引されます。しかし値段のない空気がなかったら、私達は死んでしまいます。

 しかしダイヤモンドはなくても、誰も死にません。真理の面からみれば、希少なものの方が貴重だとはいえません。無尽蔵にあるもののほうが、より貴重である場合が多いのです。

従って我々は、
①空気
②太陽光線
③水
④塩
が人間をはじめ、全ての動植物たちの存在にとって絶対的、必須的物質であるといえます。

 このように塩はそれがないと生存が危ぶまれるほどの大事な存在です。まるで空気の中の太陽光線のように、水の中の塩分であり、特に主に水分で構成された人体の中にあるべき塩分は、純粋な塩でなくてはならないのです。

 人体に塩分がないと病原菌に弱い体質となり、各種病原菌が寄生する体質となります。現代人のように甘い飲食物をたくさん摂取すると、血液中の塩分が減少し酸性体質になります。

 現代人の生活習慣病は、そのほとんどが塩分の摂取不足によって、体が冷え、起こる冷え症(陰病)です。したがって純粋塩(塩に入っている不純物を除去した塩)は、清い空気、光、水に次いで、我々に必要な要素と言えます。